女の子が主役のひな祭り
嫁入り道具に豪華な雛飾り
3月3日は「桃の節句」。いわゆるひな祭りです。5月5日が「端午の節句」、いわゆる男の子の健やかな成長を願い、祝う日に対して、桃の節句は、同じように女の子の幸せな成長と幸せを願うお祭りです。ひな祭りそのものは歴史が古く、今のような形式とは多少違うとはいえ、ひな遊びや流し雛など、現代のひな祭りに通じるものとしては、平安時代からあったと言われています。節句としてのひな祭りになったのは、江戸時代に入ってからと言いますが、江戸は江戸でも初期の頃なのでかなり歴史のある行事ではありますよね。江戸時代は、武家の子女など位の高い女性は、嫁入り道具に豪華な雛飾りを持って、お嫁に行ったという話も聞きます。その辺りから、雛飾り、お人形としても、どんどん豪華になっていったのかも知れません。お金をかけようと思えば、いくらでもかけられるのがひな壇ですからねぇ。何百万とか何千万とかのひな壇があるという話も聞いたことがあります。保管しておくだけでも緊張しそうですね。
女の子にとって幸せな行事
ひな祭りは、女の子にとってはちょっとした主役気分になれる、幸せな行事でもあります。我が家も昔は、立派な7段飾りがあって、毎年飾り付けをしたものです。しかし、隣の家が火事になり、そのまま我が家まで全焼してしまったときに、勿論おひな様一式もすべて灰と化してしまいました。それから買い直しはしていないので、大人になってから雛飾りをしたことはありません。桃の節句が近くなると、そんな子供時代が懐かしくて、7段とは言わないけれど、小さいものでもいいから、欲しいなぁ、とついつい思ってしまいます。女の子の幸せな成長を願うものなのだから、もう大人の私には必要ないものなんですけどね。それでもやはり、あの綺麗な十二単を着たおひな様や、三人官女の姿を見ると、なんとなく心ときめいてしまうものなのです。私は春や夏は嫌いなのですが、桃の節句の頃だけは、なんとなく気持ちが華やぐ感じがして、もういい加減、いい年なのに、ほんのちょっと幸せな気持ちになれるんですよね。
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